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伊丹市車塚2丁目の交差点「車塚ロータリー」|とまつゆうゆう保育園近くの気になるスポット

伊丹市、尼崎市には伊丹市車塚2丁目と尼崎市富松町3丁目、4丁目に跨って存在するちょっと変わった交差点があります。
今回はとまつゆうゆう保育園から徒歩2分の場所に位置する交差点についてご紹介します。

車塚2丁目の交差点について


車塚2丁目の交差点は中央に中央島と呼ばれる緑地があり、道路が中央島の外周をぐるっと円を描いて存在している円形の交差点です。

突然ですが、あなたは「ロータリー」や「ラウンドアバウト」という種類の交差点をご存じですか?
日本全国でも数がそこまで多くないので、見たことがある方は少ないかもしれません。
車塚2丁目の交差点を紹介する前に、まずは「ロータリー」と「ラウンドアバウト」についてどういった物なのかを解説していきます。

「ロータリー」「ラウンドアバウト」とは

ロータリーもラウンドアバウトも、円形を周回するように通過するタイプの交差点のことです。
ロータリーは円形交差点、ラウンドアバウトは環状交差点とも呼ばれます。
どちらも円の部分に侵入したら時計回りに進んで目的の方向に出るのは共通です。見た目も大きな違いはありません。
では何が違うのかというと、優先される車のルールが違います。


まずロータリーの方は、侵入する車が優先です。
円を回っている車は道を譲るのがルールです。


そしてラウンドアバウトは円を周回している車が優先です。
侵入する車が道を譲ります。

これらは普通の交差点と違い、右折することがないので衝突事故の心配がありません。
また、速度を落として走ることになるため、万が一の場合でも重大な事故に繋がりにくいのが利点です。
信号が不要なため、停電時にも普段と変わりなく安全に道路を使えることもメリットですね。
震災などが心配されている地域で特に関心が高い仕組みの交差点です。

ちなみに、ラウンドアバウトは2014年から日本で本格的に導入がスタートしました。
とは言えまだまだ普及が進んでいないのが現状です。2022年3月末時点で40都道府県、140箇所に存在しています。

車塚2丁目の交差点を上から見てみよう

話を戻して、車塚2丁目の交差点を上から見てみましょう。

住宅地が広がるエリアに突如として円形の道路と中央島が現れる様子が面白いですよね。
五差路に分かれていてもこの形であれば通行しやすそうです。
道幅も広くて使いやすそうですね。
ただ、円を抜けてすぐ北の道路にバス停があるのは大丈夫なのかと心配になってしまいます……笑

車塚2丁目の交差点周辺の昔の様子を調べてみた

そもそもこの形がいつできたのかが気になったので、国土地理院の航空写真を利用して調べてみました。
まず、遡れるだけ遡った過去の写真をお見せします。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1936年~1942年)

こちらは1936年~1942年の期間中に撮影された航空写真です。
三叉路ができてはいますが、まだロータリー化はされていませんね。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1948年3月27日)

こちらは1948年3月27日に撮影された航空写真です。
中央にスペースがとられて円状になっていますね!
ということは、1936年~1948年の間にできたロータリーのようです。
太平洋戦争があったのが1941年~1945年なので、つまり戦争前後のタイミングに作られたということですね。
かなり歴史があるのがわかります。

せっかくなのでここから先の航空写真も見てみましょう。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1961年~1969年)

こちらは1961年~1969年の期間中に撮られた写真です。
先ほどの1948年と比べて近隣に緑が多くなってきました。街路樹が植えられ、街として整備されてきています。
住宅地も一気に増えてきましたね。
この頃は伊丹市の人口が急増した時期でもあるので、こうして写真で見るとより当時の勢いを体感できます。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1975年3月14日)

1975年3月14日の写真です。
カラーになって見やすくなったこともあり、だいぶ都市化が進んできた印象を受けます。
田んぼはかなり減り、住宅が周辺にも増えました。
車塚2丁目の交差点の傍にある車塚公園は木でエリア分けがされるようになりました。
ちなみに、右上に見える広場は尼崎市立塚口中学校のグラウンドです。
1966年にこの場所に移転したそうです。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1979年〜1983年)

1979年〜1983年の写真です。
交差点の中央島が整備されて緑が増えました。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1984年~1986年)

1984年~1986年の写真です。
北の方にあった空地にテニスコートのようなものができました。

出典:国土地理院撮影の空中写真(1987年~1990年)

1987年~1990年の地図です。
テニスコートと運動場が集合住宅になりました。
ここまでくると現在と変わらないように見えますね。

こうして写真を通じて過去に遡るといろんな発見や気づきができて楽しいですよね。

ところで車塚2丁目の交差点って、ロータリー?ラウンドアバウト?

しかし車塚2丁目の交差点を実際に訪れてみて不思議なのが、どこにもロータリーやラウンドアバウトの看板がないこと。
円に進入する際に左側への一方通行であることが指示されるので時計回りに回ることにはなるのですが、ロータリーの標識がないこの交差点は果たして本当にロータリーなのでしょうか……?

一方通行の標識はありました。

かなり歴史の古い交差点なのでラウンドアバウトではないのは確かです。
(先述の通り、ラウンドアバウトは2014年から本格的に日本での導入がスタートしました)

なんというか、”実質ロータリー”という感じでした。

まとめ

今回はとまつゆうゆう保育園から徒歩2分の場所にある車塚2丁目の交差点をご紹介しました。
思っていたよりも古くからある円形交差点でしたね。
あなたもご自宅の周りの気になるスポットを調べてみてはいかがでしょうか?
過去の街並みを見ると新たな発見があって楽しいですよ!

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